10:00〜10:10 | 開会の挨拶とガイダンス 日本塗装技術協会 アンコール講演会実行委員長 |
講演1 | 「多層膜塗装の各層及び界面の機械的特性分析」 |
10:10〜11:00 | 株式会社パルメソ 代表取締役 松原 亨 |
| 塗装における薄い膜の強さ分布や多層膜各層の強さ及び界面の強さの計測が求められている。新たに開発された「MSE試験」を使って表面から内部までの精密な強さ分布を取得し、そこから読みとれる強さに関して考察を試みた。本講演ではいくつかの事例を使って分析内容を紹介する。 |
休憩(5分間) |
講演2 | 「SPring-8放射光を用いたX線イメージングによるメタリック塗膜形成における光輝材の挙動解析」 |
11:15〜12:15 | ダイハツ工業株式会社 コーポレート統括本部 LYU・SDGs・環境推進室 主任 中山 泰 |
| X線イメージングによる自動車メタリック塗装の光輝材挙動解析を行った。過去の解析結果から、塗装後の溶剤揮発に伴い光輝材が配向することが判っている。今回新たに、塗装直後の初期段階での光輝材の流動現象やクリア塗装後の配向変化等が確認でき、体積収縮及び粘度変化の影響が示唆された。 |
昼食休憩(60分間) |
講演3 | 「電子線の工業利用の現状と今後の展望」 |
13:15〜14:15 | 住重アテックス株式会社 新規事業室 主席技師 山瀬 豊 |
| 電子加速器による電子線(EB)の工業利用として、表面処理、塗装等キユアリング、架橋、グラフト重合、分解利用等の各素材の電子線による機能性向上の事例を中心に紹介解説する。 |
休憩(5分間) |
講演4 | 「自動車部品向け高機能加飾フィルムの開発」 |
14:20〜15:20 | 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 技術本部 機能商品開発部 新規加飾エリア エリアマネージャー 小林 和人 |
| CASE、MASS、ADASに付随する技術革新や、カーボンニュートラルへの取り組みなど、車を取り巻く環境は刻々と変わり、塗膜に求められる機能やその工法にも変化が求められている。本講演では自動車部品向けのフィルム加飾技術にフォーカスを当て、求められる機能及び意匠を両立させる技術、またそれを実現させる加工プロセスについて紹介する。 |
休憩(5分間) |
講演5 | 「モーションキャプチャ技術を応用した塗装ロボット ティーチングシステムの開発」 |
15:25〜16:25 | 旭サナック株式会社 品質保証部品質保証室 室長 加藤 雅宏 |
| 多関節の塗装ロボットを活用するにはワーク形状に合わせてティーチングプログラムを作成する必要があり、その熟練者の養成と作業時間の確保が大きな課題となっている。 そこで、手吹き塗装の軌跡を読み取ることでティーチングプログラムを自動的に生成できるシステムを開発した。 |
休憩(5分間) |
講演6 | 「超高塗着エアレス塗装システム開発」 |
16:30〜17:30 | トヨタ自動車株式会社 車両生技開発部 主幹(プロジェクトマネージャー) 谷 真二 |
| 従来塗装機のシェービングエアを廃止し、塗料を静電気の力を最大限に利用して微粒化、飛行、塗着させ、塗着効率を圧倒的に向上させた。その結果コスト低減だけでなく、CO2や水資源に対する環境負荷を圧倒的に削減できる。将来の塗装工場の景色を大きく変えることのできる、この「加工点」変更開発におけるプロセスとその成果を紹介する。 |
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