主 催  : 日本塗装技術協会
協 賛  : 日本化学会、色材協会、日本塗装工業会、日本防錆技術協会、表面技術協会
        日本自動車車体工業会、日本塗装機械工業会、日本工業塗装協同組合連合会
        日本塗料工業会、日本塗料検査協会、高分子学会、自動車技術会
        材料技術研究協会、静電気学会、日本印刷学会、粉体工学会、日本金属学会
        日本建築学会、日本建築仕上学会、日本粉体工業技術協会、日本レオロジー学会
        腐食防食協会、日本油化学会、国際工業塗装高度化推進会議

期  日 : 平成30年 7月27日(金) 10:00〜16:40
会  場 : エル・おおさか(大阪府立労働センター) 南館 5階 南ホール
        〒540-0031 大阪市中央区北浜東3-14
         ■ アクセスマップサイト


・ 京阪、地下鉄谷町線
 「天満駅」より西へ300m

・ 京阪・地下鉄堺筋線
 「北浜駅」より東へ500m

・ JR東西線
 「大阪天満宮駅」より南へ850m

 要旨
 日本塗装技術協会は、塗料・塗装に携わる技術者・研究者を対象として情報交換の場を提供しております。「技術の交流、伝承および発展へ貢献する」ことを目的として、より多くの方々に聴講していただけますよう、近年のセミナーから6件を選りすぐり、大阪講演会を開催いたします。
 長い塗装の歴史の中で、先人はその時代の変化に合わせて技術を培ってきました。私たちもまた、現在・将来のニーズに向けてその技術を更に発展させるために、常識を超えた発想でチャレンジを続けています。今回は3つのカテゴリーについて塗装の可能性を広げる話題を取り上げました。
 まず、塗装の生産性向上として、@ロールコーター塗装技術の進化、A新たな塗装方法であるインクジェット塗装の具現化です。
 次に、機能・意匠発現として、B漆喰を現代に蘇らせた塗料開発、Cこれまでにない高意匠性を提供する塗装技術改革です。
 最後は、安全と環境への取り組みとして、D防食技術の評価・解析方法開発、E環境配慮と性能を両立した防錆塗料の開発です。
 ぜひ、この機会にご講演者の熱い思いに直接触れてください!

セミナー委員会 委員長 井賀 充香(日本ペイントホールディングス株式会社)

プログラム

10:00〜10:10  開会の挨拶とガイダンス    日本塗装技術協会 セミナー委員会
講演1 「家電・建材等に用いられる塗装鋼板の連続塗装技術」
10:10〜11:00 新日鐵住金株式会社 技術開発本部 君津技術研究部
主幹研究員 古川 博康
塗装鋼板は、鋼帯に連続塗装されコイル状に巻かれて出荷されるのが一般的である。本講演では、連続塗装ラインで広く使用される塗装方式であるロールコーターとカーテンコーターについて解説する。また、各塗装方式の特徴を生かした意匠性塗装鋼板についても紹介する予定である。

講演2 「インク及び塗料によるインクジェット塗装技術」
11:05〜11:55 大日本塗料(株) スペシャリティ事業部
次長 松本 茂樹
インクジェットによるインクの加飾技術及び塗料の積層技術で複合塗膜を形成し、産業用途における加飾フィルム及び版を要する印刷代替を目的とした被塗物へダイレクトに印字するインクジェット塗装システムを紹介する。

昼食休憩(75分間)
講演3 「漆喰塗料の機能性とデザイン性について」
13:10〜14:00 関西ペイント(株) 汎用塗料本部 建設第1技術部
加藤 由貴子
漆喰塗料とは、古来より建造物の材料として使用されている漆喰を塗料化したもので、左官職人のような小手による高度な技術を必要とせずに、誰でも簡単にローラーや刷毛での塗装を可能とした材料である。弊社では、住宅内装用・外装用として意匠性(パターン)および淡彩色領域のカラーデザイン性に富んだ漆喰塗料として上市している。漆喰は、抗ウィルス機能、抗菌機能、消臭機能、VOC吸着機能など非常に優れた機能を示し、これは主原料の消石灰 (主成分: 水酸化カルシウム Ca(OH)2)によるものである。主な報告内容は「これらの機能についての検証」「意匠性とカラーデザイン性について」である。


講演4 「高彩度・高コントラストカラーを実現する自動車塗料の適用開発」
14:05〜14:45 日産自動車株式会社 車体技術開発部
塗装・防錆・車体材料技術開発グループ
アシスタントマネージャー
筒井 宏典
自動車のカラートレンドをみると、高彩度で且つ陰影が強いカラーが増えてきている。このような塗色はカラークリアやカラーベース塗膜を工夫することで実現されている。今回、カラークリアと高彩度カラーアルミフレークの適用技術について報告する。


休憩(10分間)
講演5 「塗膜による防食技術」
14:55〜15:35 日本ペイントホールディングス株式会社 R&D本部
次世代技術研究所
卜部 健吾
塗膜の3つの役割は保護、美観、機能付与であり、中でも金属を腐食から保護する防食技術は、構造物の長寿命化や省エネなどの観点からも特に重要である。本講演では、主に塗膜による防食技術について、腐食の種類、防食メカニズムとその制御技術、評価技術等について、実例を交えて紹介する。


講演6 「自動車防錆における市場トレンド」
15:40〜16:40 トヨタ自動車株式会社 有機材料技術部
防錆技術室  室長
大河内 智
自動車に対する耐食性向上ニーズの歴史や、欧州・中国を中心とした防錆材料に対する環境規制動向(六価クロム、コバルト塩、ニッケル等)について解説する。また、それらに対応する防錆材料の開発動向や、耐食性評価方法のトレンドについて紹介する。



参加要領
参加費: 日本塗装技術協会 及び協賛学協会 会員 16,200円、非会員 21,600円、学生参加者 3,240円

申込方法:申込書にご記入の上、下記申込先へ原則として電子メール添付にてお送り下さい。(FAX可)

[右クリックで保存]→ 申込書ダウンロード

申込先: 日本塗装技術協会 事務局 〒162-0805 東京都新宿区矢来町3番地
      TEL /FAX: 03-6228-1711  E-mail: tosou-jimukyoku@jcot.gr.jp
      お申し込み受け付け次第、参加証と請求書をお届けいたします。
      参加費は下記宛にお振り込み下さい。
      (満席となり申込みを締切る場合もございますので、お早めの申込みをお願いいたします。)

振込先: 郵便振替 00110-9-77544  名義 日本塗装技術協会 (できるだけ郵便振替にてお願い致します)
      銀行振込 三菱東京UFJ銀行 大伝馬町支店 普通口座 4486552 名義 日本塗装技術協会
      銀行振込 三井住友銀行   人形町支店   普通口座 0384641 名義 日本塗装技術協会


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