10:00〜10:10 | 開会の挨拶とガイダンス 日本塗装技術協会 セミナー委員会 |
講演1 | 「家電・建材等に用いられる塗装鋼板の連続塗装技術」 |
10:10〜11:00 | 新日鐵住金株式会社 技術開発本部 君津技術研究部 主幹研究員 古川 博康 |
| 塗装鋼板は、鋼帯に連続塗装されコイル状に巻かれて出荷されるのが一般的である。本講演では、連続塗装ラインで広く使用される塗装方式であるロールコーターとカーテンコーターについて解説する。また、各塗装方式の特徴を生かした意匠性塗装鋼板についても紹介する予定である。 |
講演2 | 「インク及び塗料によるインクジェット塗装技術」 |
11:05〜11:55 | 大日本塗料(株) スペシャリティ事業部 次長 松本 茂樹 |
| インクジェットによるインクの加飾技術及び塗料の積層技術で複合塗膜を形成し、産業用途における加飾フィルム及び版を要する印刷代替を目的とした被塗物へダイレクトに印字するインクジェット塗装システムを紹介する。 |
昼食休憩(75分間) |
講演3 | 「漆喰塗料の機能性とデザイン性について」 |
13:10〜14:00 | 関西ペイント(株) 汎用塗料本部 建設第1技術部 加藤 由貴子 |
| 漆喰塗料とは、古来より建造物の材料として使用されている漆喰を塗料化したもので、左官職人のような小手による高度な技術を必要とせずに、誰でも簡単にローラーや刷毛での塗装を可能とした材料である。弊社では、住宅内装用・外装用として意匠性(パターン)および淡彩色領域のカラーデザイン性に富んだ漆喰塗料として上市している。漆喰は、抗ウィルス機能、抗菌機能、消臭機能、VOC吸着機能など非常に優れた機能を示し、これは主原料の消石灰 (主成分: 水酸化カルシウム Ca(OH)2)によるものである。主な報告内容は「これらの機能についての検証」「意匠性とカラーデザイン性について」である。
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講演4 | 「高彩度・高コントラストカラーを実現する自動車塗料の適用開発」 |
14:05〜14:45 | 日産自動車株式会社 車体技術開発部 塗装・防錆・車体材料技術開発グループ アシスタントマネージャー 筒井 宏典 |
| 自動車のカラートレンドをみると、高彩度で且つ陰影が強いカラーが増えてきている。このような塗色はカラークリアやカラーベース塗膜を工夫することで実現されている。今回、カラークリアと高彩度カラーアルミフレークの適用技術について報告する。
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休憩(10分間) |
講演5 | 「塗膜による防食技術」 |
14:55〜15:35 | 日本ペイントホールディングス株式会社 R&D本部 次世代技術研究所 卜部 健吾 |
| 塗膜の3つの役割は保護、美観、機能付与であり、中でも金属を腐食から保護する防食技術は、構造物の長寿命化や省エネなどの観点からも特に重要である。本講演では、主に塗膜による防食技術について、腐食の種類、防食メカニズムとその制御技術、評価技術等について、実例を交えて紹介する。
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講演6 | 「自動車防錆における市場トレンド」 |
15:40〜16:40 | トヨタ自動車株式会社 有機材料技術部 防錆技術室 室長 大河内 智 |
| 自動車に対する耐食性向上ニーズの歴史や、欧州・中国を中心とした防錆材料に対する環境規制動向(六価クロム、コバルト塩、ニッケル等)について解説する。また、それらに対応する防錆材料の開発動向や、耐食性評価方法のトレンドについて紹介する。
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