プログラム

平成18年度第3回日本塗装技術協会セミナーを終えて

 2/2日、日本化学会館において第3回セミナーが開催され、多くの方々の参加を頂き大盛況の うちに終了しました。セミナーでは私自身も強く関心を持っていた『海外最新技術動向』 を取り上げましたが、開催日3週間前には定員の100名を越え、後はお断りすることとなり、 参加できなかった方には大変申し訳なく感じております。
 今や日本の塗装業界も避けられなくなってきたグローバル化の波に対して、まずは『塗装材料』 より「アジア・中国に見る塗料の展開状況」や「欧米に見る自動車用塗料の技術動向」。 『塗装設備』では、「欧州における最新技術動向」及び「アイゼンマン社の最新塗装設備技術紹介」。 最後に自動車メーカーの取組み内容として、「鉛フリー電着塗料の海外展開」並びに「水性ベース塗料の 国内外ラインへの展開」について講演頂きました。
 多岐に渡るグローバル化のほんの一握りの紹介でしたが、聴講者の方々の今後の活躍に繋がるものと確信しております。 次回平成19年度第1回セミナーも『No Headache Lineを目指して』と題して準備を進めておりますので、 是非御参加お願いしたいと考えております。

        第3回セミナー実行委員長 小谷 卓
                     平成19年2月5日

  

主催日本塗装技術協会
協賛日本化学会色材協会日本塗料工業会
日本防錆技術協会表面技術協会日本自動車車体工業会
日本塗装機械工業会日本工業塗装協同組合連合会日本塗料工業会
( 順不同 )

 
期日平成19年2月2日(金)
会場日本化学会 化学会館 7Fホール
東京都千代田区神田駿河台1−5
http://www.csj.jp/kaimu/office/map.html

参加者 130名(満員御礼)
参加費(消費税込)当協会会員・協賛学協会会員15,750円
学生3,150円
非会員21,000円


プログラム

9:50〜 開会の挨拶とガイダンス    日本塗装技術協会 セミナー委員会
No.1 アジア・中国に見る塗料の展開状況
10:00-10:50 関西ペイント株式会社 自動車塗料本部 海外技術部 部長 松本 直次
 アジア圏における自動車産業の急速な成長を背景にして、日系塗料メーカーがアジアで現在進めている自動車用塗料ビジネスの状況を関西ペイントの取り組みを中心に報告する。

No.2 欧米に見る自動車用塗料の技術動向
10:50-11:40 BASFコーティングスジャパン株式会社 研究開発本部 塗料研究所 所長 間下 光行
欧米における自動車用塗料の技術動向を、International Strategy Conference on Car Body Painting や 2006 Paris Motor Show の内容を紹介しながら解説する。  

昼食休憩(60分)
No.3 欧州における最新技術動向
12:40-13:30 デュル・ジャパン株式会社 代表取締役社長 片山 眞司
自動車業界はグローバル化、スピード化および低コスト化のトレンドの中にあり、またVOC,CO2削減など環境問題も抜本的な対応を迫られている。そのような諸問題を包括的にとらえた取り組み、最新動向を説明する。

No.4 アイゼンマン社の最新塗装設備技術紹介
13:30-14:20 アイゼンマン株式会社 自動車塗装設備事業部マネージャー Dr. Guenter Eberhard
1.Vario Shuttle装置−前処理、EDの最良品質確保
2.Vario Robot−スプレー塗装におけるEnergy Saving方法
3.Vario Controller−塗装設備及びコンベアー装置の最新の制御方式…等
EISENMANN社の欧州における最新塗装設備技術について説明する。

休憩(10分)
No.5 鉛フリー電着塗料の海外展開について
14:30-15:20 株式会社 本田技術研究所 四輪開発センター第4技術開発室
第3ブロック車体材料グループ 研究員 森下 洋行
自動車車体の塗装材料開発の進め方、ボディ塗装ラインへの導入の進め方、塗料の現地調達の進め方を、鉛フリー電着塗料の全世界適用を事例としてご紹介いたします。 

No.6 水性ベース塗料の国内外ラインへの展開について
15:20-16:00 トヨタ自動車株式会社 ボデー生技部塗装技術室 グループ長 光崎 守
国内外の自動車塗装ラインにおいて水性ベース塗料切替えを実施している。それに伴う材料開発の進め方と設備のライン導入について、紹介する。 



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