9:50〜 | 開会の挨拶とガイダンス 日本塗装技術協会 セミナー委員会 |
No.1 | 水性塗料に発生する塗膜欠陥 |
10:00-10:50 | 関西ペイント株式会社 分析センター 部長 中井 昇 |
| 溶剤系塗料と異なり、水性塗料は系が分散系であり、この系の違いや水の特性が関与する塗膜欠陥が溶剤系より発生しやすい。これら水性塗料において発生する塗膜欠陥とその発生現象について説明する。 |
No.2 | 塗装・塗膜欠陥を生じ難い添加剤の選択 |
10:50-11:40 | ビックケミー・ジャパン株式会社 塗料添加剤部 課長 久井 常敬 |
| 塗装作業性の面に加え、塗膜欠陥の予防面からも粘性制御剤はひとつの重要なファクターである。ウレア樹脂を主構造とする液状の粘性制御剤は沈降安定性・塗装作業性の両面で最適な添加剤である。関連する添加剤と併せて説明する。 |
昼食休憩(60分間) |
No.3 | 塗膜表面状態の各種形状観察法 |
12:40-13:30 | 東洋インキ製造株式会社 事業開発研究所 主席研究員 星埜 由典 |
| 塗膜表面状態の観察には光学的方法、電子顕微鏡法、走査プローブ顕微鏡法が用いられる。これらの方法の特徴と適用範囲を事例をもとに概説する。 |
No.4 | 塗装/塗膜の自動外観検査の新アプローチ |
13:30-14:20 | 株式会社テクノス 代表取締役社長 山田 吉郎 |
| 人間の目を手本に、目視の100倍を超える微細欠陥検知精度、目の14倍以上の色ムラ検知精度をもち人間の感性を実現するシステムの原理、構成、応用に関して説明する。本技術は「文部科学大臣発明奨励賞」と「東京都ベンチャー技術大賞優秀賞」を受賞した。 |
休憩(10分間) |
No.5 | 塗膜/ゴミ欠陥を設備で防止する:対策から管理(定量評価)へ |
14:30-15:15 | トヨタ自動車株式会社 堤工場 塗装部製造管理課 田中 健太郎 |
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| 塗装欠陥(異物付着)の70%近くが下地工程(電着・シーラー・中塗)起因となっている。この慢性化した不良に対し、設備面からの対策を説明する。 |
No.6 | No Headache Line を目指して |
15:15-16:00 | マツダ株式会社 第2車両製造部 マネジャー 小笠原 敏文 |
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| 塗膜欠陥やゴミ欠陥"ゼロ"のライン造りを目指し、日々立ち向っている。生産準備や現場管理など、その考え方や取組みについて事例を含めて紹介する。 |