プログラム

平成19年第2回日本塗装技術協会セミナーを終えて

 平成19年度第2回目のセミナーは日本化学会館において10月19日に開催されました。お陰さまで当初に定めておりました定員をオーバーする多数の方々に聴講して頂き、盛況の内に幕を閉じる事ができました。
 従来、コーティングは素材保護や美観の付与を目的に幅広い産業分野で活用されてきましたが、近年新しい機能を付与する材料やコーティング技術の開発が加速していることから、今回のセミナーは、「機能性コーティング」をキーワードに、その先進技術を紹介することを企画してみました。  


 機能性コーティングの全般論、コーティング材料、そしてコーティング工法の視点で、各界でご活躍の講師の方々にその最新技術を含めてご講演いただきました。今回は、多くの講演の中で、動画による紹介を積極的に取り入れるなど、広範囲の分野にわたる機能性コーティングへの理解に工夫をしていただきました。今回の先進技術の講演が、ご聴講していただいた方々にとって、有意義なものとなり、またコーティングへの新たな発想や展開を見いだすためのお役に立てたものと確信しております。
 次回第3回のセミナーは『カラー創造の世界を覗き見る』と題して準備を進めておりますので、是非ご参加いただくようお願い申し上げます。
                              平成19年10月29日 第2回セミナー委員長 澤入 泰

主催日本塗装技術協会
協賛日本化学会色材協会日本塗装工業会
日本防錆技術協会表面技術協会日本自動車車体工業会
日本塗装機械工業会日本工業塗装協同組合連合会日本塗料工業会
( 順不同 )

期日平成19年10月19日(金)
会場日本化学会 化学会館 7Fホール
東京都千代田区神田駿河台1−5
http://www.csj.jp/kaimu/office/map.html

参加者73名(満員御礼)
参加費(消費税込)当協会会員・協賛学協会会員15,750円
学生3,150円
非会員21,000円


プログラム

9:50〜10:00 開会の挨拶とガイダンス    日本塗装技術協会 セミナー委員会
講演1 「機能性コーティングの基礎理論と先進材料の創製」
10:00-10:50 社名 : テクノアートA.T.
役職・氏名 : 代表 武井 厚
現在、各種コーティング技術によって、機能性材料が創製されている。本講演では、まず機能性コーティングの材料や適用動向を俯瞰し、続いてPVDやCVDなどのドライプロセス表面処理について、その基礎理論及びそれらの技術によって創製され、工業的に利用されている機能性先進材料を取り上げて述べる。

講演2 「耐環境機能性コーティング研究」
10:50-11:40 社名 : 独立行政法人 物質・材料研究機構
部署 : コーティング・複合材料センター コーティンググループ
役職・氏名 : 主席研究員 村上 秀之
ジェットエンジン等内燃機関の高効率化のための耐熱コーティングの高性能化、硬質Crめっき代替コーティングの開発等、耐環境コーティングへの要請は日増しに高まっている。本講演では、耐高温、耐磨耗コーティングの開発や、それらを基盤とした機能性コーティングの提案等、物質・材料研究機構(NIMS)で進められている研究トピックを紹介する。

昼食休憩(60分間)
講演3 「親水・防汚を目的とした薄膜コーティングと応用例」
12:40-13:25 社名 : 日本パーカライジング株式会社
部署 : 総合技術研究所 表面技術研究センター
役職・氏名 : センター長 森 和彦
親水性や防汚性付与を目的とした薄膜コーティングには、光触媒や水溶性樹脂などが使用され、各種建材や熱交換器などに応用されている。これらのコーティングの特徴と応用例、ならびに塗工方法について紹介する。

講演4 「インクジェット機能性コーティング」
13:25-14:10 社名 : 大日本スクリーン製造株式会社
部署 : 技術開発カンパニー システム技術統括部 制御技術部
役職・氏名 : 担当課長 増尾 純一
インクジェット技術は、家庭用プリンターのみならず、近年産業用プリンターとしてその応用展開が期待され始めている。基本原理・メカニズムを説明し、産業用印刷分野から、プリント配線板やディスプレーパネル等の高精度印刷までの応用事例を紹介し、自動車塗装分野等への展開の可能性を示唆する。

休憩(10分間)
講演5 「電子デバイス用スプレーコーティング」
14:20-15:10 社名 : 旭サナック株式会社
部署 : NC事業部
役職・氏名 : 取締役事業部長 宮地 計二
半導体チップ,フラットパネルディスプレイ等の電子デバイスの製造工程には、多くの成膜,塗布工程が存在する。これらの特殊なコーティングを極少吐出量の精密スプレーで実現する新技術例を紹介する。

講演6 「3方向スリットノズルガン床下塗装」
15:10-16:00 社名 : いすゞ自動車株式会社
部署 : 車両技術部 塗装技術グループ
役職・氏名 : スペシャリスト 田村 吉宣 / 指導職 有田 匡輝
自動車機能性塗装の代表である床下塗装(遮音、制振‥)の先進工法例として、日本初採用の特殊ガンによるロボット塗装事例を紹介する。また、本工法の応用展開可能性に言及する。



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