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塗装業界への環境対策実現のためには1.塗装工法、塗装機器の対応、2.材料開発による新技術、3.塗装現場での改善研究が必要と考え、それら各分野のエキスパートによる講演を企画しました。 また、現在非常に厳しい市況の中での講演のため特に"儲かる、元気の出る環境対策"の点で各講師に講演をお願いしました。講演の際、講師による @;実現場でのコスト削減の実例、考え方、A;映像、実例を駆使した自動車ロボット塗装事例、B;現在開発が進み導入が進みつつある水性塗料の開発事例、映像を使った塗膜性状、C;実証プラントを使用した水性塗装での水質対策例、D;自動車部品生産現場での環境対策実例、E;自動車車体メーカーによる環境対策実施例、将来動向など日本が得意とする分野での最新の技術動向の講演だったかと思います。 講演時の反響は講師への質問や休憩時の会話などにも現れ、当日実施したアンケートに大きく現れているように感じられました。講演の際の各講師の方の熱のこもった説得力のある説明、考え方、前向きな姿勢、所属される会社の考えなど、コストの面から環境対策は後回しにするのではなく、出来ることはどんどんやっていくという前向きな姿勢が良く出ていたと思います。そのような取り組みが技術の進歩を押し進め、新たな知恵を生むものと思います。 世界を見ると環境対策はアメリカ新政権での目玉ともなり、日本国内でも同様な流れが起きつつあります。全ての産業活動、生活スタイルに対して新たな道が開けてくるのではと思われます。塗装業界では現在の基礎となる塗装方法が確立し数十年経過した現在、新たな要求や模索する動きが出来つつあるのではないでしょうか。今回講演された内容もその流れの中の通過点ではと考えます。 新たな新技術、考え方を紹介できる場やホットな話題を提供できる場として日本塗装技術協会セミナー委員会としては、今後も皆様が知見やヒントを得ることのできる講演会をタイムリーに企画していく所存です。 次回の講演会は、『分析技術を駆使した塗装の解明(見えないものが診えた)』と題して、皆様に様々な知見やヒントがご提供できる様、準備を進めております。是非ご来場下さい。
20年度第3回講演会 実行委員長 町田 竹雄
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