主 催  : 一般社団法人日本塗装技術協会
協 賛  : (予定)日本化学会、色材協会、日本塗料工業会、日本塗装機械工業会
       高分子学会、日本工業塗装協同組合連合会、日本自動車車体工業会
       日本防錆技術協会、材料技術研究協会、日本レオロジー学会
       日本印刷学会、日本建築仕上学会、日本塗料検査協会、日本油化学会
       腐食防食学会、自動車技術会、静電気学会、日本粉体工業技術協会
       国際工業塗装高度化推進会議、エポキシ樹脂技術協会

期  日 : 2021年 11月 12日(金) 10:00〜16:00
会  場 : オンライン開催 詳細につきましては後日、参加者に直接連絡いたします。

要旨
 日本塗装技術協会は「地球環境との調和による産業への発展と生活の向上」を目的とし、塗料・塗装に携わる技術者・ 研究者を対象に情報の発信・交流の場を提供しています。一方、世界的に「持続可能な開発目標:SDGs」が提唱され、 産業界においても「地球保護」のための環境に配慮した様々な活動がなされております。塗料・塗装業界においてはVOCなど 環境負荷物質の低減、塗料の焼付硬化時のエネルギーの低減やエネルギー再利用、更には、サステナブルへの貢献を目指した 機能性塗装の開発などの取り組みがなされていることと思います。
 このような昨今の状況から、本講演会では「コーティングにおけるSDGsの考え方とアクティブなアプローチを目指して ― 量産ラインのスマート化とエネルギーロス低減技術の紹介 ―」とのタイトルで、塗料・塗装業界におけるSDGsに向けた 開発や取り組み事例を紹介します。同業界で活躍される方々のSDGsを目指した活動にお役立て頂き、塗料・塗装技術の 更なる発展に繋げられれば幸いです。

セミナー委員会 実行委員長 植田 浩平(日本製鉄株式会社)

プログラム

10:00 開会の挨拶とガイダンス    日本塗装技術協会 第2回講演会実行委員長
10:10〜11:10 「コーティングス事業とサステナビリティ」
No.1 BASFジャパン株式会社 コーティングス事業部
自動車塗料部 マネージャー 江森 野歩
概要:
SDGs、ネットゼロ、サーキュラーエコノミー、ライフサイクルアセスメント、カーボンフットプリント、等々のサステナビリティに関連する単語を耳にする機会が多くなっている。中でも自動車業界は「100年に一度の大変革の時代」を迎えていると言われており「サステナビリティ」は、確実にその変革要因の一つになっている。コーティングス事業に携わる一企業、あるいは一化学企業として、今後の方向性や展望につき実例を交えて紹介する。

休憩(5分)
11:15〜12:15  「エレクトロスプレー技術を用いた高塗着効率塗布システム」
No.2 アネスト岩田株式会社 コーティングシステム部 EAC技術センター 柿崎 翔志
概要:
塗着効率は塗布において重要な要素であり、塗着効率が低い分だけ霧化や排気等で余計にエネルギーを消費する。特に微細なワークでは塗着効率が低く、この問題が顕著となる。
今回紹介するEAコーティングは静電噴霧方式を採用しており、少流量で高塗着効率であるため、微細なワークにおける上記問題への有効な手立てとなると考えている。

昼食休憩(60分間)
13:15〜14:15 「低エネルギー電子線照射装置の原理と利用例」
No.3 株式会社アイ・エレクトロンビーム 代表取締役社長 木下 忍
概要:
SDGs達成<VOC(CO2)削減を含む>の有効な手段として考えられる塗膜硬化方法として、無溶剤塗料による紫外線(UV)・電子線(EB)硬化が挙げられる。演者は装置メーカーの立場から装置および応用開発に携わってきた。そこで、その有効性をEB装置からのEB発生原理やUV,EBの塗膜硬化原理(比較)を含む基礎と最近の装置の動向および利用例を紹介し、解説する。

休憩(5分)
14:20〜14:50 「排熱回収システムを中心とした慨UBARU様塗装工場向けエネルギーサービスご提供事例の紹介」
No.4 日本ファシリティ・ソリューション株式会社
産業ES推進室 沢崎 拓史・遠藤 雅志
概要:
エネルギーサービスは事業者が省エネ等の専門性を生かしユーティリティ設備の企画、設置、維持運用までを一貫して行うサービスである。
本講演では、自動車工場のエネルギー消費の過半を占める塗装工程で多くの排熱が出ることに着目し排熱回収システム導入によりエネルギー消費量を大きく削減した事例を紹介する。

休憩(5分)
14:55〜15:55 「環境負荷低減船底防汚塗料"FASTAR"」
No.5 日本ペイントマリン株式会社 技術本部 研究開発部 富山 宗一郎
概要:
船舶の環境保全にとっては、船底への生物付着の抑制が重要であり、船底防汚塗料はその役割を担っている。各防汚塗料メーカーは防汚機能に加えて付加機能を持たせた塗料の開発改良を行っている。本講演では、弊社の防汚塗料への取り組みと低燃費技術および技術のポイントとなる親水疎水ナノドメインの形成による低溶出と防汚性を両立した環境負荷低減船底防汚塗料"FASTAR"を紹介する。

15:55〜16:00 閉会の挨拶と今後のご連絡

★ 各講演の間に5分間程度の休憩時間を設けました。
(但し質疑応答等で若干時間が変わる場合があります。)
講師、プログラムの内容が変更になる場合もございます。

申込書をこちらからダウンロードして、ご記入のうえ、
メール(E-mail: tosou-jimukyoku@jcot.or.jp)に添付してお申し込みください。

申込書ダウンロード

参加要領

参加費:
 日本塗装技術協会及び協賛学協会 会員16,500円、非会員22,000円、学生参加者3,300円
(振込手数料は振込人にてご負担いただきますようお願いいたします。)

申込方法:
 申込書にご記入の上、下記申込先へ原則として電子メール添付にてお送り下さい。
 ★お申込み後のキャンセル・返金は 一切お受けできません。
  代理の方の参加をお願いいたします。
 ★申込の前に、Zoomへのアクセスに支障がないことをご確認ください。
 ( http://zoom.us/test

申込先:
 一般社団法人日本塗装技術協会 事務局 〒162−0805 東京都新宿区矢来町3番地
       E-mail: tosou-jimukyoku@jcot.or.jp TEL: 03-6228-1711
 お申込み受け付け次第、ご案内と請求書を送付いたします。
 参加費は下記宛てお振込み下さい。
 (★振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。)

振込先:
 郵便振替 00110-9-77544 名義 一般社団法人日本塗装技術協会
 銀行振込 三菱UFJ銀行 神楽坂支店 普通口座 0578987 名義 一般社団法人日本塗装技術協会
 銀行振込 三井住友銀行 飯田橋支店 普通口座 7257841 名義 一般社団法人日本塗装技術協会


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