10:00 | 開会の挨拶とガイダンス 日本塗装技術協会 第2回講演会実行委員長 |
10:10〜11:10 | 「コーティングス事業とサステナビリティ」 |
No.1 | BASFジャパン株式会社 コーティングス事業部 自動車塗料部 マネージャー 江森 野歩 |
概要: SDGs、ネットゼロ、サーキュラーエコノミー、ライフサイクルアセスメント、カーボンフットプリント、等々のサステナビリティに関連する単語を耳にする機会が多くなっている。中でも自動車業界は「100年に一度の大変革の時代」を迎えていると言われており「サステナビリティ」は、確実にその変革要因の一つになっている。コーティングス事業に携わる一企業、あるいは一化学企業として、今後の方向性や展望につき実例を交えて紹介する。 |
休憩(5分) |
11:15〜12:15 | 「エレクトロスプレー技術を用いた高塗着効率塗布システム」 |
No.2 | アネスト岩田株式会社 コーティングシステム部 EAC技術センター 柿崎 翔志 |
概要: 塗着効率は塗布において重要な要素であり、塗着効率が低い分だけ霧化や排気等で余計にエネルギーを消費する。特に微細なワークでは塗着効率が低く、この問題が顕著となる。 今回紹介するEAコーティングは静電噴霧方式を採用しており、少流量で高塗着効率であるため、微細なワークにおける上記問題への有効な手立てとなると考えている。 |
昼食休憩(60分間) |
13:15〜14:15 | 「低エネルギー電子線照射装置の原理と利用例」 |
No.3 | 株式会社アイ・エレクトロンビーム 代表取締役社長 木下 忍 |
概要: SDGs達成<VOC (CO2) 削減を含む>の有効な手段として考えられる塗膜硬化方法として、無溶剤塗料による紫外線(UV)・電子線(EB)硬化が挙げられる。演者は装置メーカーの立場から装置および応用開発に携わってきた。そこで、その有効性をEB装置からのEB発生原理やUV,EBの塗膜硬化原理(比較)を含む基礎と最近の装置の動向および利用例を紹介し、解説する。 |
休憩(5分) |
14:20〜14:50 | 「排熱回収システムを中心とした慨UBARU様塗装工場向けエネルギーサービスご提供事例の紹介」 |
No.4 | 日本ファシリティ・ソリューション株式会社 産業ES推進室 沢崎 拓史・遠藤 雅志 |
概要: エネルギーサービスは事業者が省エネ等の専門性を生かしユーティリティ設備の企画、設置、維持運用までを一貫して行うサービスである。 本講演では、自動車工場のエネルギー消費の過半を占める塗装工程で多くの排熱が出ることに着目し排熱回収システム導入によりエネルギー消費量を大きく削減した事例を紹介する。 |
休憩(5分) |
14:55〜15:55 | 「環境負荷低減船底防汚塗料"FASTAR"」 |
No.5 | 日本ペイントマリン株式会社 技術本部 研究開発部 富山 宗一郎 |
概要: 船舶の環境保全にとっては、船底への生物付着の抑制が重要であり、船底防汚塗料はその役割を担っている。各防汚塗料メーカーは防汚機能に加えて付加機能を持たせた塗料の開発改良を行っている。本講演では、弊社の防汚塗料への取り組みと低燃費技術および技術のポイントとなる親水疎水ナノドメインの形成による低溶出と防汚性を両立した環境負荷低減船底防汚塗料"FASTAR"を紹介する。 |