主 催  : 一般社団法人日本塗装技術協会
協 賛  : (予定)日本化学会、色材協会、日本塗料工業会、日本塗装機械工業会
       高分子学会、日本工業塗装協同組合連合会、日本自動車車体工業会
       日本防錆技術協会、材料技術研究協会、日本レオロジー学会
       日本印刷学会、日本建築仕上学会、日本塗料検査協会、日本油化学会
       腐食防食学会、自動車技術会、静電気学会、日本粉体工業技術協会
       国際工業塗装高度化推進会議、エポキシ樹脂技術協会

期  日 : 2022年 2月 18日(金) 10:45〜16:30
会  場 : オンライン開催(ZOOM) 詳細につきましては後日、参加者に直接連絡いたします。

要旨
 自動車塗装は、時代の変遷に伴い様々な対応をしてきました。
外板色に対しては、ベーシックな色の魅力度を上げることに加え、地域別を含む嗜好に対応したラインナップを構成することもあり、 今までの色相分類では単純に理解しにくい要素も求められつつあります。 一方塗膜形成プロセスでは、複雑なオペレーションが行われています。 自動車車体にはドアなどの開閉部の内部も塗装をしなければならず、過去は人による作業が主流でした。完全自動化するには直接塗装を 行わないロボットを配置するなどコスト面、精度面の課題が大きく、デジタル化を含む高度な技術開発が積み重ねられ今日に至っています。
 近年はそれらに加え、環境負荷対応への対処も急務であります。自動車塗装での事例としてカーボンニュートラルの具体的な取り組みをご紹介いただきます。 具体的な目標が1つ1つの技術開発により着実に進んでいることを実感していただけると思います。
本講演会で新たな気づきを得ていただき、皆様の技術革新へのきっかけになりましたら幸いです。

セミナー委員会 実行委員長 若井 宏平((株)クリイノ創研)

プログラム

10:45 開会の挨拶とガイダンス 日本塗装技術協会 第3回講演会実行委員長
10:55〜12:00
(Q&A含む)
「自動車の外板色の傾向とこれから」
No.1 BASFジャパン株式会社
コーティングス事業部
シニアマネージャー/チーフデザイナー・アジアパシフィック
松原 千春
概要:
情報伝達や市場の成長の速度が上がるにつれ、外板色傾向はグローバル化しているようにも見えるが、地域別の特徴も明らかに存在する。大変革期を迎える自動車産業において、多様な要素が影響し合い、外板色に求められる要素もより複雑化してきている。主要市場の特徴を紹介しながら、これからの傾向と、開発に求められる要素を探る。

昼食休憩(60分間)
13:00〜14:05
(Q&A含む) 
「塗装ロボットシステムの最新技術動向」
No.2 ABB株式会社
代表取締役社長 兼
ロボティクス&ディスクリート・オートメーション事業本部
事業本部長
中島 秀一郎
概要:
ABBは、市場黎明期より蓄えた塗装自動化の実践的知見とお客さまの現場の現在の声に基づき、常に最新技術の探求を行なっている。本講演では最新技術動向として、環境負荷、設備投資、運用コストの低減といった視点を交え、塗装機などの既存技術の進展、デジタル技術の活用状況、PixelPaintに代表される技術革新をご紹介する。

休憩(5分間)
14:10〜15:15
(Q&A含む)
「スライドドア内板塗装自動化の取り組み」
No.3 本田技研工業株式会社
車体生産技術部
古野 賢也
概要:
内装塗装自動化技術について過去から取り組んでおり、拠点特性/生産機種により自動化方案を最適化してきた。スライドドア機種にあたっては、ドアを別体とすることで自動化生産しているが、ボディ一体とする自動化技術の確立は難易度が高かった。そこでドア治具と開閉ツールを自社開発し、これを実現した。
本講演では、これまでの内装自動化への取り組みを紹介する。

休憩(5分)
15:20〜16:25
(Q&A含む)
「塗装工場カーボンニュートラル(工場CN)の取り組み」
No.4 トヨタ自動車株式会社
車両生技開発部
GM
加藤 大雄
概要:
トヨタでは脱炭素機運の向上から、2035年カーボンニュートラル(CN)達成を目指している。低CO2生産技術の開発・導入によるCO2排出量の削減を、CNをモノづくり改革のチャンスと捉え、積極的に取り組んでいる。トヨタの取り組みと塗装工場のCO2削減について例を挙げてご紹介する。

16:25〜16:30 閉会の挨拶と今後のご連絡

★ 各講演の間に5分間程度の休憩時間を設けました。(但し質疑応答等で若干時間が変わる場合があります。)
なお質疑応答につきましてはZoomコマンドで「手を上げる」で意思表示をしていただき、運営側が発言許可、講師が音声で回答という進行にさせていただきます。時間内に回答できないものはチャットなどでの対応とさせていただきます。
講師、プログラムの内容が変更になる場合もございます。

申込書をこちらからダウンロードして、ご記入のうえ、
メール(E-mail: tosou-jimukyoku@jcot.or.jp)に添付してお申し込みください。

申込書ダウンロード

参加要領

参加費:
 日本塗装技術協会及び協賛学協会 会員16,500円、非会員22,000円、学生参加者3,300円
(振込手数料は振込人にてご負担いただきますようお願いいたします。)

申込方法:
 申込書にご記入の上、下記申込先へ原則として電子メール添付にてお送り下さい。
 ★お申込み後のキャンセル・返金は 一切お受けできません。
  代理の方の参加をお願いいたします。
 ★申込の前に、Zoomへのアクセスに支障がないことをご確認ください。
 ( http://zoom.us/test

申込先:
 一般社団法人日本塗装技術協会 事務局 〒162−0805 東京都新宿区矢来町3番地
       E-mail: tosou-jimukyoku@jcot.or.jp TEL: 03-6228-1711
 お申込み受け付け次第、ご案内と請求書を送付いたします。
 参加費は下記宛てお振込み下さい。
 (★振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。)

振込先:
 郵便振替 00110-9-77544 名義 一般社団法人日本塗装技術協会
 銀行振込 三菱UFJ銀行 神楽坂支店 普通口座 0578987 名義 一般社団法人日本塗装技術協会
 銀行振込 三井住友銀行 飯田橋支店 普通口座 7257841 名義 一般社団法人日本塗装技術協会


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