主 催  : 一般社団法人日本塗装技術協会
協 賛  : (予定)日本化学会、色材協会、日本塗料工業会、日本塗装機械工業会
       高分子学会、日本工業塗装協同組合連合会、日本自動車車体工業会
       日本防錆技術協会、材料技術研究協会、日本レオロジー学会
       日本印刷学会、日本建築仕上学会、日本塗料検査協会、日本油化学会
       腐食防食学会、自動車技術会、静電気学会、日本粉体工業技術協会
       国際工業塗装高度化推進会議、エポキシ樹脂技術協会

期 日 : 2023年 2月 3日(金) 10:50〜16:15
会 場 : オンライン開催(ZOOM) 詳細につきましては後日、参加者に直接連絡いたします。

< 要旨 >
 日本塗装技術協会では自動車、建造物、橋梁、家電製品等のあらゆる分野の塗料・塗装に関する技術的な問題を扱う技術者、 研究者に情報交換の場を提供し、我が国のコーティング技術の発展に貢献しています。
 毎年この時期の講演会は自動車関連の講演を企画しておりますが、現在最も注目度の高い話題の1つである、カーボンニュートラルに 関連する話題をご提供いただけることになりました。
 カーボンニュートラルへの挑戦は、近年の持続可能な社会を考えるキーワードであり、産業界の最大の課題の一つであります。 しかし掛け声は大きくとも、実務に携わる方々にとっては、今まで最適解だった現状を変えるのは容易なことではないはずです。 それを乗り越えるのはどんな新しい原理や要素でしょうか。それとも改善を突き詰めることで見えた新たな最適解でしょうか。 過去と現在が異なるのは何の前提が変わったからでしょうか。複雑な制御を数多く並行してこなせるようになったからでしょうか。 発生するトレードオフはどうやって解決していったのでしょうか。新たな取り組みに立ち向かう塗装業界として、可能な限り参加した 皆様で共有していきたいと思います。
 また、前回と同様に当日はウエブ上での講演とさせていただきますが、口頭での質疑応答を基本にZOOMのQ&Aを利用した質問も可能です。 ぜひともこの機会をご活用いただき、皆様方の今後の発展に役立つものとなれば幸甚に存じます。

セミナー委員会 実行委員長 若井 宏平((株)クリイノ創研)

プログラム

10:50 開会の挨拶とガイダンス 日本塗装技術協会 第3回講演会実行委員長
11:00〜12:00
(Q&A含む)
「水性塗料の技術動向と環境対応への今後の課題」
No.1 関西ペイント株式会社
研究開発部門  技術開発本部第1部
担当次長 西澤 安明
概要:
環境配慮型塗料として、水性塗料は分野を問わず世界的に導入されつつある。 一方、CO2排出量削減の観点から、塗装の省工程システムも進化・拡大している。
本講座では、自動車塗料を中心に水性塗料、省工程システムの具体例について解説する。

昼食休憩(60分間)
13:00〜14:00
(Q&A含む) 
「自動車用少風量ブースの開発」
No.2 株式会社 大気社
塗装システム事業部
岩切 広志
概要:
当社の主力設備である塗装ブース設備稼働によるCO2排出量は、自動車塗装工場全体で排出されるCO2のおよそ50%を占めております。近年高まっている地球環境負荷低減へ貢献できる技術としてブース給気量を削減し、同時にCO2排出量削減可能な少風量ブース「i-LAVB」を開発しました。

休憩(5分間)
14:05〜15:05
(Q&A含む)
「自動車塗装におけるCO2とVOCを 同時削減するVOC回収技術」
No.3 マツダ株式会社
技術本部 車両技術部 塗装技術グループ
マネージャー 河瀬 英一
概要:
マツダは、クルマのライフサイクル全体でのCO2排出削減に取り組んでいる。今回塗装乾燥工程に関して、燃焼処理を伴わないVOC回収技術を開発し、大気汚染物質の放出ゼロを実現するとともに大幅なCO2削減を達成した。今回開発技術の原理と効果および今後の課題について報告する。

休憩(5分)
15:10〜16:10
(Q&A含む)
「魅力意匠を維持しつつCO2削減可能なBody/BMPR低温一体塗装」
No.4 日産自動車株式会社 車両計画・車両要素技術開発本部
車体技術開発部 塗装・防錆技術開発グループ
二又 洸太
概要:
CO2排出量の低減・削減が地球規模での課題となっている中、2020年 政府から2050年までに温室効果ガス排出量を0にする方針が発表された。そこでCO2排出量0に向けて 塗装焼き付けオーブン由来のCO2排出量削減を進めてきた。本報では, Body/BMPR低温一体塗装の開発、特に魅力意匠を落とさず、約25%のCO2排出量削減出来たため、技術詳細を報告する。

16:10〜16:15 閉会の挨拶と今後のご連絡

★ 各講演の間に5分間程度の休憩時間を設けました。 (但し質疑応答等で若干時間が変わる場合があります。)
なお質疑応答につきましてはZoomコマンドで「手を上げる」で意思表示をしていただき、運営側が発言許可、講師が音声で回答という進行にさせていただきます。時間内に回答できないものはメール等での対応とさせていただきます。
講師、プログラムの内容が変更になる場合もございます。

申込書をこちらからダウンロードして、ご記入のうえ、
メール(E-mail: tosou-matoba@jcot.or.jp)に添付してお申し込みください。

申込書ダウンロード

参加要領

参加費:
 日本塗装技術協会及び協賛学協会 会員16,500円、非会員22,000円、学生参加者3,300円
(振込手数料は振込人にてご負担いただきますようお願いいたします。)

申込方法:
 申込書にご記入の上、下記申込先へ原則として電子メール添付にてお送り下さい。
 ★お申込み後のキャンセル・返金は 一切お受けできません。
  代理の方の参加をお願いいたします。
 ★申込の前に、Zoomへのアクセスに支障がないことをご確認ください。
 ( http://zoom.us/test

申込先:
 一般社団法人日本塗装技術協会 事務局 〒162−0805 東京都新宿区矢来町3番地
       E-mail: tosou-matoba@jcot.or.jp TEL: 03-6228-1711
 お申込み受け付け次第、ご案内と請求書を送付いたします。
 参加費は下記宛てお振込み下さい。
 (★振込手数料は振込人にてご負担くださいますようお願いいたします。)

振込先:
 郵便振替 00110-9-77544 名義 一般社団法人日本塗装技術協会
 銀行振込 三菱UFJ銀行 神楽坂支店 普通口座 0578987 名義 一般社団法人日本塗装技術協会
 銀行振込 三井住友銀行 飯田橋支店 普通口座 7257841 名義 一般社団法人日本塗装技術協会


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