09:45 | 開会の挨拶とガイダンス 日本塗装技術協会 第2回講演会実行委員長 |
09:55〜10:55 (Q&A含む) | 「鉄鋼を守るさびの科学とデザイン」 |
No.1 | 株式会社 京都マテリアルズ 代表取締役 山下 正人 |
概要: インフラ構造物を構成する鉄鋼材料は腐食しやすく、塗装により防食されることが多い。しかし、一旦腐食が始まると腐食をさらに加速するさび層が形成するため、塗膜は加速度的に劣化する。本講演では、“さびの科学”に基づいたさび層特性の理解と、それらを応用しさび層の防食性を高める“さびのデザイン”を紹介する。 |
休憩(5分間) |
11:00〜12:00 (Q&A含む) | 「高耐食性めっきと耐食性に優れるクロメートフリープレコート鋼板」 |
No.2 | 日本製鉄株式会社 技術開発本部 鉄鋼研究所 表面処理研究部 部長 植田 浩平 |
概要: 表面処理鋼板分野においては、めっきの高耐食化が進んでいる。特に2000年頃から、ZnめっきにAlとMgを添加したZn-Al-Mg合金めっき鋼板の開発が進められている。そこで、本講演においては、耐食性に優れるZn-Al-Mg合金めっき鋼板について解説し、更にはこれらを原板に用いたクロメートフリープレコート鋼板(塗装鋼板)の耐食性について述べる。 |
昼食休憩(60分間) |
13:00〜14:00 (Q&A含む) | 「自己修復性塗膜の開発とこれによる金属の防食」 |
No.3 | 旭川工業高等専門学校 物質化学工学科 准教授 千葉 誠 |
概要: 種々機構により自己修復性を付与した金属防食用塗膜の開発とこれによる金属材料の高耐食性化に関する研究について講演する。 |
休憩(5分間) |
14:05〜15:05 (Q&A含む) | 「インピーダンス測定による塗膜劣化挙動モニタリング」 |
No.4 | 株式会社 シュリンクス 西條 康彦 |
概要: インピーダンス測定は塗膜の劣化評価方法として古くから研究が行われており,その有効性が認められている.多くの場合,定期的に塗膜の劣化状態を把握し余寿命診断に活用されている。本講演では,塗膜劣化挙動をリアルタイムにモニタリング可能なセンサとインピーダンス測定原理について概説する。 |
休憩(5分間) |
15:10〜16:10 (Q&A含む) | 「市場再現性の高い促進耐候性試験方法の開発」 |
No.5 | 関西ペイント株式会社 開発・調達部門 技術開発本部開発試験部 上級研究員 松田 健 |
概要: 光/水/熱は屋外暴露における材料劣化の3大負荷因子だが、酸/塩/ダスト等の汚染物質の影響も大きいことから、汚染負荷とキセノン促進試験による光照射を複合化した新しい促進耐候性試験法を考案した。第39回塗料・塗装研究発表会の内容を元に、屋外暴露での材料劣化における汚染物質の影響について解説する。 |
16:10〜16:20 | 閉会の挨拶と今後のご連絡 |