主 催  : 日本塗装技術協会
協 賛  : 日本化学会、色材協会、日本塗装工業会、日本防錆技術協会、表面技術協会
        日本自動車車体工業会、日本塗装機械工業会、日本工業塗装協同組合連合会
        日本塗料工業会、日本塗料検査協会、高分子学会、自動車技術会、材料技術研究協会
        静電気学会、土木学会、日本印刷学会、粉体工学会、日本金属学会、日本建築学会
        日本建築仕上学会、日本粉体工業技術協会、日本レオロジー学会、腐食防食学会
        日本油化学会、国際工業塗装高度化推進会議

期  日 : 平成28年10月28日(金) 10:20〜16:45
会  場 : 日本ペイントホールディングス株式会社 東京事業所 センタービルAホール
        東京都品川区南品川4−1−15
■ アクセスマップ



* お車でのご来場はご遠慮下さい。

JR京浜東北線「大井町駅」東口より徒歩10分

京浜急行「新馬場駅」南口より徒歩5分

要旨
 平成28年度 日本塗装技術協会 第2回講演会について、ご案内申し上げます。
 近年のシミュレーション技術の発展は目覚ましく、天気予報もよく当たるようになりました。産業界でも既に樹脂成型や溶接や金属加工、そして組み付け作業に至るまでバーチャルな世界で予測検討をすることがあたりまえの時代になり、コスト低減や技術力向上に大きく貢献しています。しかし塗装の世界ではいまだに「塗ってみないとわからない」ことが多く、他産業に比べ立ち遅れている感が否めません。なぜ塗装だけ取り残されているのでしょう。どうすれば抜け出せるのでしょう。そこで、『塗装をどこまで予測できるか』と題し、平成28年度第2回は、シミュレーション、予測、解析、数値処理の現状を中心に、そこを踏まえ第3回については自動車塗装に特化してシリーズで一気にご紹介いたします。
 観測結果をモデル化していき地道に積み重ねていくこと、近年目覚ましく発展したコンピューター技術を活用すること、塗装を「衰退産業」と言わせないために、塗装を発展進化させるために、技術の本質をつかみ見直すきっかけになればと思います。講演に関連する機器の展示も予定しております。皆様のご参加をお待ち申し上げています。

   日本塗装技術協会 セミナー委員会
   実行委員長 若井 宏平(株式会社 クリイノ創研)

プログラム

10:20〜10:30 開会の挨拶とガイダンス    日本塗装技術協会 セミナー委員会
10:30〜11:30 「大型スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」を使った最先端気象予測シミュレーション」
海洋研究開発機構 地球情報基盤センター
地球シミュレーション総合研究開発グループ 大西 領 様
アウトライン :
地球上で見られる気象・海象現象は、数千〜1万kmに渡り海水温が上昇するエルニーニョ現象から、数百?数十m程度の大きさの竜巻やビル風など、様々な大きさの構造を持っています。こうした大きさの異なる気象・海象現象を扱うことができる最先端コンピュータシミュレーションによる最新の研究や、気象・海象現象の再現とそのメカニズムについてご紹介します。

11:35〜12:35 「最新の格子ボルツマン法CFDによる流体解析の紹介」
株式会社電通国際情報サービス
オートモーティブ事業部 ソリューション企画部 マーケティングG 遠藤 正司 様
アウトライン :
最新の格子ボルツマン法による流体解析、特に水、オイルなどの自由表面を持つ液体と空気を含む二相流の解析事例を紹介いたします。
本セッションでは、スペインのNEXT LIMIT DYNAMICS社で開発された格子ボルツマン法による流体ソフトウェアXFLOWの概要と、自動車の車体、エンジン、ミッションなどへの適用事例を説明させていただきます。

昼食休憩(60分間)
展示機器・デモ
13:35〜14:35  「塗装シミュレーション技術の紹介」
株式会社電通国際情報サービス
グローバル事業推進部 部長 西村 浩行 様
アウトライン :
近年、自動車の付加価値向上の取組として塗装品質の向上に向けてシミュレーション技術やVR(Virtual Reality)技術等、IT技術の適用が進んでおります。
本セッションでは、当社のVR技術と、塗装品質の事前評価の取組としての塗装シミュレータ(SPT3D)の紹介を行います。
塗装シミュレータは、ロボットならびに手吹き塗装における膜厚分布や塗装困難個所を、製品ができる前に事前評価する技術です。

展示機器・デモ、休憩(30分間)
15:05〜15:35 「スプレーガン開発におけるCFD(数値流体力学)の活用」
(株)明治機械製作所 岡山工場
ゼロ事業 主任 吉野 和彦 様
アウトライン :
スプレーガンの開発にはスプレー現象の把握が必要ではあるが、空気は音速で噴出し無色であり、噴霧する粒子径は数十μmと小さいため、測定機器で可視化・数値化を行うのは極めて困難な作業になります。
その問題を解決する方法として、CFDを使用しスプレー現象の可視化・数値化を試みた事例を紹介いたします。

15:45〜16:45 「塗膜劣化の評価と判定技術の可能性」
大日本塗料(株) 研究部 第一グループ
防食技術チーム 課長 岩瀬 嘉之 様
アウトライン :
多くの鋼橋やプラント設備などは建設からの供用期間が長くなり、補修が急務となっています。補修においては塗膜の劣化を適切に理解すると共に、旧塗膜の健全性を如何に評価し、判定できるかが重要となります。その技術についての現状と今後の可能性を解説します。

17:00〜18:00 交流会(名刺交換会)
於:2階 食堂 (交流会は無料ですが講演会参加申込み時の登録が必要です。)
講師、講演会参加者、セミナー委員(講師の方が都合により参加頂けない場合もありますので、予めご了承下さい。)

申込書をこちらからダウンロードして、ご記入のうえ、E-mailに添付してお申し込みください。

[右クリックで保存]→ 申込書ダウンロード


参加要領

参加費: 日本塗装技術協会 及び協賛学協会 会員 16,200円, 非会員 21,600円, 学生参加者 3,240円

交流会(名刺交換会): 講演終了後に講演会会場2階食堂に於いて開催します(無料)。

申込方法: 申込書にご記入の上、下記申込先へ原則として電子メール添付にてお送り下さい。(FAX可)

申込先: 日本塗装技術協会 事務局 〒162−0805 東京都新宿区矢来町3番地
       TEL/FAX: 03-6228−1711 E-mail: tosou-jimukyoku@jcot.gr.jp
     お申し込み受け付け次第、参加証と請求書をお届けします。参加費は下記宛てお振込み下さい。
     (満席となり申込を締切る場合もございますので、お早目の申込をお願い致します。)

振込先: 郵便振替 00110-9-77544  名義 日本塗装技術協会 (できるだけ郵便振替にてお願い致します)
      銀行振込 三菱東京UFJ銀行大伝馬町支店 普通口座 4486552 名義 日本塗装技術協会
      銀行振込 三井住友銀行人形町支店      普通口座  384641 名義 日本塗装技術協会


Copyright(C); 2006, Japan Coating Technology Association. All Rights Reserved.