主 催  : 日本塗装技術協会
協 賛  : 日本化学会、色材協会、日本塗装工業会、日本防錆技術協会、表面技術協会
        日本自動車車体工業会、日本塗装機械工業会、日本工業塗装協同組合連合会
        日本塗装工業会、日本塗料検査協会、高分子学会、自動車技術会、材料技術研究協会
        静電気学会、日本印刷学会、粉体工学会、日本金属学会、日本建築学会
        日本建築仕上学会、日本粉体工業技術協会、日本レオロジー学会、腐食防食学会
        日本油化学会、国際工業塗装高度化推進会議

期  日 : 平成29年2月17日(金) 10:20〜16:45
会  場 : 日本ペイントホールディングス株式会社 東京事業所 センタービルAホール
        東京都品川区南品川4−1−15
■ アクセスマップ



* お車でのご来場はご遠慮下さい。

JR京浜東北線「大井町駅」東口より徒歩10分

京浜急行「新馬場駅」南口より徒歩5分

要旨
 昨今のIT技術の進歩はすさまじく、それに伴うシミュレーション技術や、AR/VR(拡張現実/仮想現実)の世界が産業界に拡大しつつある中、塗装については「塗ってみないとわからない」から中々抜け出せない現実があります。 そこで、本年度第2回セミナーについては『"塗装をどこまで予測できるかPart1"〜塗装と数値、シミュレーション〜』と題し、シミュレーション、予測、解析、数値処理の現状を中心にご紹介いたしました。それを受けてシリーズとして、 第3回については“自動車塗装”に特化して実例を交えながらご紹介いたします。こんなところで、こんな技術が使われているのか!こんな技術を使うとこんな事が見えてくるのか!! など、これからの塗装技術開発へのヒントとなる様なテーマを御講演いただきます。 是非、御参加頂いて、そのことが皆様方のお役に立てればと考えます。ちょっとした未来が見えるかもしれません。
   日本塗装技術協会 セミナー委員会
   実行委員長 佐藤 和之(本田技研工業株式会社)

プログラム

10:20〜10:30 開会の挨拶とガイダンス    日本塗装技術協会 セミナー委員会
10:30〜11:30 「電着塗装の数値シミュレーション」
東京工業大学 工学院 教授
天谷 賢治
アウトライン :
ものつくり産業の多くの場面で数値シミュレーションを援用した開発手法が取り入れられている。本講演では電着塗装の数値シミュレーションについてこれまでに講演者グループが取り組んできた研究について概説する。

11:35〜12:35 「自動車業界における電着塗装膜厚シミュレーションの最前線」
株式会社 ディライト 代表取締役
毛利 昌康
アウトライン :
自動車業界の下塗り塗装は弊社が2001年に世界で初めてリリースしたソフトから始まった。その後コンピュータ技術の大幅な進歩と価格の低下、ソフトの継続的な改良があいまって、現在は実際の塗装設計に必要なツールとなっている。日本でもほぼすべての自動車メーカーがシミュレーションを行っており、世界をリードしている。これらの歴史的発展と現状を解説し、将来の展望を示します。

昼食休憩(50分間)
13:25〜14:00  「塗装可視化へのチャレンジ <SPring8放射光を用いたX線イメージングによるメタリック塗膜形成過程観察方法>」
ダイハツ工業株式会社 生産技術部 技術企画室
主担当員 神澤 啓彰、主任 中山 泰
アウトライン :
塗装を理解する上で、現象を直接観察出来ないことが大きな障壁となる場合があり、それが「塗装はわからない」ということになりがちです。今回、色合せという課題をきっかけとして、従来可視化できていなかったメタリック色の塗膜形成過程を、大型放射光設備(SPring8)によって可視化することにチャレンジし、世界初の映像を得ることができましたので報告します。

14:05〜14:50 「塗色の遮熱と放射冷却温度を予測しEVの省エネを考える」
関西ペイント株式会社 CD研究所 特級研究員
増田 豊
アウトライン :
塗色の日射反射率ρと放射率εから建築熱工学の式を用いて夏の昼と冬の朝の相当外気温度を予測し実測値(JSTMJ6110:2003)との一致を確認した。一方、塗色のよる車内温度の夏冬を記録し、EVのエアコン消費電力を塗色と関係づけた。

休憩(15分間)
15:05〜15:40 「シミュレーションを活用した新塗装ブースの開発」
トヨタ自動車株式会社 MS塗装生技部 主任
飯田 達也
アウトライン :
自動車塗装工程において、従来の課題である大型でエネルギー費が掛かる塗装ブースを、流体シミュレーションを活用し、コンパクトで低エネルギーな新塗装ブースを開発したので紹介する。

15:45〜16:45 「IOT時代に向けたオムロンのAutomation革新」
オムロン株式会社 インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー 商品事業本部 拡業推進部長
本条 智仁
アウトライン :
オムロンは、最新技術やグローバルスタンダード技術を活用しながら制御進化と共にIoT化に取組み、商品化しています。
今回は、自社工場のIoT化の取組事例や同社の考える今後の製造現場におけるデータ活用の展望について紹介いたします。

17:00〜18:00 交流会(名刺交換会)  於:2階 食堂 (交流会は無料ですが講演会参加申込み時の登録が必要です。)
講師、講演会参加者、セミナー委員(講師の方が都合により参加頂けない場合もありますので、予めご了承下さい。)

申込書をこちらからダウンロードして、ご記入のうえ、E-mailに添付してお申し込みください。

[右クリックで保存]→ 申込書ダウンロード


参加要領

参加費: 日本塗装技術協会 及び協賛学協会 会員 16,200円、非会員 21,600円、学生参加者 3,240円

交流会(名刺交換会): 講演終了後に講演会会場2階食堂に於いて開催します(無料)。

申込方法: 申込書にご記入の上、下記申込先へ原則として電子メール添付にてお送り下さい。(FAX可)

申込先: 日本塗装技術協会 事務局 〒162−0805 東京都新宿区矢来町3番地
       TEL/FAX: 03-6228−1711 E-mail: tosou-jimukyoku@jcot.gr.jp
     お申し込み受け付け次第、参加証と請求書をお届けします。参加費は下記宛てお振込み下さい。
     (満席となり申込を締切る場合もございますので、お早目の申込をお願い致します。)

振込先: 郵便振替 00110-9-77544  名義 日本塗装技術協会 (できるだけ郵便振替にてお願い致します)
      銀行振込 三菱東京UFJ銀行大伝馬町支店 普通口座 4486552 名義 日本塗装技術協会
      銀行振込 三井住友銀行人形町支店      普通口座 0384641 名義 日本塗装技術協会


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