10:20〜10:30 | 開会の挨拶とガイダンス 日本塗装技術協会 セミナー委員会 |
10:30〜11:30 | 「電着塗装の数値シミュレーション」 |
| 東京工業大学 工学院 教授 |
| 天谷 賢治 |
| アウトライン : ものつくり産業の多くの場面で数値シミュレーションを援用した開発手法が取り入れられている。本講演では電着塗装の数値シミュレーションについてこれまでに講演者グループが取り組んできた研究について概説する。 |
11:35〜12:35 | 「自動車業界における電着塗装膜厚シミュレーションの最前線」 |
| 株式会社 ディライト 代表取締役 |
| 毛利 昌康 |
| アウトライン : 自動車業界の下塗り塗装は弊社が2001年に世界で初めてリリースしたソフトから始まった。その後コンピュータ技術の大幅な進歩と価格の低下、ソフトの継続的な改良があいまって、現在は実際の塗装設計に必要なツールとなっている。日本でもほぼすべての自動車メーカーがシミュレーションを行っており、世界をリードしている。これらの歴史的発展と現状を解説し、将来の展望を示します。 |
昼食休憩(50分間) |
13:25〜14:00 | 「塗装可視化へのチャレンジ <SPring8放射光を用いたX線イメージングによるメタリック塗膜形成過程観察方法>」 |
| ダイハツ工業株式会社 生産技術部 技術企画室 |
| 主担当員 神澤 啓彰、主任 中山 泰 |
| アウトライン : 塗装を理解する上で、現象を直接観察出来ないことが大きな障壁となる場合があり、それが「塗装はわからない」ということになりがちです。今回、色合せという課題をきっかけとして、従来可視化できていなかったメタリック色の塗膜形成過程を、大型放射光設備(SPring8)によって可視化することにチャレンジし、世界初の映像を得ることができましたので報告します。 |
14:05〜14:50 | 「塗色の遮熱と放射冷却温度を予測しEVの省エネを考える」 |
| 関西ペイント株式会社 CD研究所 特級研究員 |
| 増田 豊 |
| アウトライン : 塗色の日射反射率ρと放射率εから建築熱工学の式を用いて夏の昼と冬の朝の相当外気温度を予測し実測値(JSTMJ6110:2003)との一致を確認した。一方、塗色のよる車内温度の夏冬を記録し、EVのエアコン消費電力を塗色と関係づけた。 |
休憩(15分間) |
15:05〜15:40 | 「シミュレーションを活用した新塗装ブースの開発」 |
| トヨタ自動車株式会社 MS塗装生技部 主任 |
| 飯田 達也 |
| アウトライン : 自動車塗装工程において、従来の課題である大型でエネルギー費が掛かる塗装ブースを、流体シミュレーションを活用し、コンパクトで低エネルギーな新塗装ブースを開発したので紹介する。 |
15:45〜16:45 | 「IOT時代に向けたオムロンのAutomation革新」 |
| オムロン株式会社 インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー 商品事業本部 拡業推進部長 |
| 本条 智仁 |
| アウトライン : オムロンは、最新技術やグローバルスタンダード技術を活用しながら制御進化と共にIoT化に取組み、商品化しています。 今回は、自社工場のIoT化の取組事例や同社の考える今後の製造現場におけるデータ活用の展望について紹介いたします。 |
17:00〜18:00 | 交流会(名刺交換会) 於:2階 食堂
講師、講演会参加者、セミナー委員 |