主 催  : 日本塗装技術協会
協 賛  : 日本化学会、色材協会、日本塗装工業会、日本防錆技術協会、表面技術協会
        日本自動車車体工業会、日本塗装機械工業会、日本工業塗装協同組合連合会
        日本塗料工業会、日本塗料検査協会、高分子学会、自動車技術会、材料技術研究協会
        静電気学会、土木学会、日本印刷学会、粉体工学会、日本金属学会、日本建築学会
        日本建築仕上学会、日本粉体工業技術協会、日本レオロジー学会、腐食防食学会
        日本油化学会、国際工業塗装高度化推進会議

期  日 : 平成29年7月7日(金) 10:20〜16:45
会  場 : 日本ペイントホールディングス株式会社 東京事業所 センタービルAホール
        東京都品川区南品川4−1−15
■ アクセスマップ



* お車でのご来場はご遠慮下さい。

JR京浜東北線「大井町駅」東口より徒歩10分

京浜急行「新馬場駅」南口より徒歩5分

要旨
 「塗装」という言葉を聞いて、皆さまは建造物や自動車、産業機器など物体の装飾や保護を目的に施されものとイメージされると思います。しかしながら、「塗る」という作業は、装飾や保護だけではなく、機能を付与することも大きな目的の一つです。材料などに塗膜を「塗る」ことで素材の機能を高めたり、積層膜により新たな機能を発現させた機能性材料なども「塗る」ことによって成し遂げられています。塗装・塗布技術も様々で、一般的なスプレー塗装のみならず、各種業界によって手法が異なります。
 そこで、本年度の第1回セミナー講演会では、「様々な塗装・塗布技術」をテーマに幅広い塗装技術について講師の方々からご講演頂きます。異なる業界ではどのような塗装・塗布技術が使われているのかを学んでもらい、自身の塗装技術開発に役立てて頂ければ幸いと考えております。「異業種の塗装を学んでみたい。」「将来の塗装技術開発への新たなヒントが欲しい。」と考えていらっしゃる方は、是非、ご参加頂いて、自身の塗装技術のブラッシュアップや塗装技術開発に役立てて頂きたいと考えます。

 日本塗装技術協会 セミナー委員会 実行委員長 植田 浩平(新日鐵住金 株式会社)

プログラム

10:20〜10:30 開会の挨拶とガイダンス    日本塗装技術協会 セミナー委員会
10:30〜11:30 「大面積連続塗布技術の基礎と最近の動向」
九州工業大学 大学院工学研究院 物質工学研究系
応用化学部門 教授 山村 方人
アウトライン :
走行基材への液体薄膜の連続塗布・乾燥プロセスについて,工程内で生じうる現象の基礎を述べる。さらに最近の可視化,数値解析技術の動向を紹介し,それらを活用した異種粒子混合系における特定粒子成分の表面偏析,粒子表面へのバインダ吸着による亀裂抑制,塗布装置内における粒子分布形成などの解析事例を解説すると共に,今後の課題を議論する。

11:35〜12:25 「家電・建材等に用いられる塗装鋼板の連続塗装技術」
新日鐵住金株式会社 技術開発本部 君津技術研究部
主幹研究員 古川 博康
アウトライン :
塗装鋼板は、鋼帯に連続塗装されコイル状に巻かれて出荷されるのが一般的である。本講演では、連続塗装ラインで広く使用される塗装方式であるロールコーターとカーテンコーターについて解説する。また、各塗装方式の特徴を生かした意匠性塗装鋼板についても紹介する予定である。

昼食休憩(45分間)
13:10〜13:50  「自己析出型コーティング」
日本パーカライジング株式会社 総合技術研究所 第四研究センター
センター長 石井 均
アウトライン :
自己析出型コーティングは金属のエッチングに伴う化成反応によって塗膜形成するユニークな塗装方法である。ここでは本塗装における塗膜形成メカニズム、塗膜物性および応用例について解説する。

13:55〜14:45 「インク及び塗料によるインクジェット塗装技術」
大日本塗料(株) スペシャリティ事業部
次長 松本 茂樹
アウトライン :
インクジェットによるインクの加飾技術及び塗料の積層技術で複合塗膜を形成し、産業用途における加飾フィルム及び版を要する印刷代替を目的とした被塗物へダイレクトに印字するインクジェット塗装システムを紹介する。

休憩(15分間)
15:00〜15:50 「自動車補修塗料の特徴、塗装工法について」
BASFジャパン株式会社 コーティングス事業部
研究開発部 マネージャー 伊藤 剛仁
アウトライン :
近年、自動車の安全装備技術の発展などの影響により板金工場への入庫減少といったマーケット変化が生じている。このような状況において、自動車補修塗料に求められる特性、安全衛生・環境保全を考慮した塗装工法、作業性向上を重視した塗装工法について紹介する。

15:55〜16:45 「漆喰塗料の機能性とデザイン性について」
関西ペイント(株) 汎用塗料本部 建築製品技術部
主任 川上 皓史
アウトライン :
漆喰塗料とは、古来より建造物の材料として使用されている漆喰を塗料化したもので、左官職人のような小手による高度な技術を必要とせずに、誰でも簡単にローラーや刷毛での塗装を可能とした材料である。弊社では、住宅内装用・外装用として意匠性(パターン)および淡彩色領域のカラーデザイン性に富んだ漆喰塗料として上市している。漆喰は、抗ウィルス機能、抗菌機能、消臭機能、VOC吸着機能など非常に優れた機能を示し、これは主原料の消石灰 (主成分: 水酸化カルシウム Ca(OH)2)によるものである。主な報告内容は「これらの機能についての検証」「意匠性とカラーデザイン性について」である。

申込書をこちらからダウンロードして、ご記入のうえ、E-mailに添付してお申し込みください。

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参加要領

参加費: 日本塗装技術協会 及び協賛学協会 会員 16,200円, 非会員 21,600円, 学生参加者 3,240円

交流会: 講演終了後に講演会会場2階食堂に於いて開催します(17〜18時、無料、事前登録要)。

申込方法: 申込書にご記入の上、下記申込先へ原則として電子メール添付にてお送り下さい。(FAX可)

申込先: 日本塗装技術協会 事務局 〒162−0805 東京都新宿区矢来町3番地
       TEL/FAX: 03-6228−1711 E-mail: tosou-jimukyoku@jcot.gr.jp
     お申し込み受け付け次第、参加証と請求書をお届けします。参加費は下記宛てお振込み下さい。
     (満席となり申込を締切る場合もございますので、お早目の申込をお願い致します。)

振込先: 郵便振替 00110-9-77544  名義 日本塗装技術協会 (できるだけ郵便振替にてお願い致します)
      銀行振込 三菱東京UFJ銀行大伝馬町支店 普通口座 4486552 名義 日本塗装技術協会
      銀行振込 三井住友銀行人形町支店      普通口座  384641 名義 日本塗装技術協会


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