主 催  : 一般社団法人日本塗装技術協会
協 賛  : (予定)日本化学会、色材協会、日本塗料工業会、日本塗装機械工業会
       高分子学会、日本工業塗装協同組合連合会、日本自動車車体工業会
       日本防錆技術協会、材料技術研究協会、日本レオロジー学会、日本印刷学会
       日本建築仕上学会、日本塗料検査協会、日本油化学会、腐食防食学会
       自動車技術会、静電気学会、日本粉体工業技術協会
       国際工業塗装高度化推進会議、エポキシ樹脂技術協会

期日: 2025年 10月 10日(金) 09:45〜16:35
会場: オンライン開催(ZOOM) 詳細につきましては後日、参加者に直接ご連絡いたします。

< 要旨 >
 日本塗装技術協会では、自動車に限らず、幅広い分野における塗料・塗装に関する技術的課題を共有し、技術者・研究者間の情報交換を通じて、塗装技術の発展に役立つことを目的とした活動を行っております。
 塗装欠陥の発生とその対策は、常に現場を悩ませる重要テーマであり、特にゴミ・ブツに起因する塗装欠陥は、塗装業界における永遠の課題とも言えるでしょう。こうしたテーマは、一度取り上げて終わりでなく、最新の事例や知見を継続的にアップデートしていく必要があります。
 今回の講演会では、これまで蓄積されてきた塗装欠陥のメカニズムや代表的な対策に加え、実際に工業塗装の現場で数多くのトラブル対応を経験されてきた講師陣をお迎えし、具体的な事例とともに現場の工夫や改善ノウハウをご紹介いただきます。また、表面塗装欠陥の定量的な検査技術についての知見や、見過ごされがちな塗装設備の清掃実務や解体についても取り上げます。さらに、対策のフィールドは屋内にとどまらず、重防食塗料のように塗装欠陥が主性能に直結する分野での対策の重要性についてもご解説いただきます。
 本セミナーが、塗装欠陥対策の基本を改めて確認しつつ、現場で役立つ最新技術や新たな視点に触れていただける機会になれば幸いです。

セミナー委員会 実行委員長 河野 友浩(日本ペイントコーポレートソリューションズ株式会社)

プログラム
講師の方の敬称は略させていただきます。

09:45
開会の挨拶とガイダンス  日本塗装技術協会 第2回講演会実行委員長
09:55

10:55
(Q&A含む)
塗装ブース及び関連設備の清掃解体撤去
No.1 株式会社サンケイ
営業部
係長 森 龍汰
概要:
塗装ブースの清掃・解体・撤去工事については、スクラバー等の除害設備の清掃・解体・撤去も含めて、当社の施工実績をもとに説明する。
また、清掃作業の必要性や、解体・撤去によって生じる産業廃棄物の適切な処分についても触れる予定である。

休憩(5分間)
11:00

12:00
(Q&A含む) 
重防食塗料の欠陥と対策
No.2 関西ペイントマリン株式会社
技術本部
本部長 末廣 明
概要:
重防食塗料における代表的な欠陥(長油性フタル酸樹脂塗料の黄変、ジンク/塩化ゴムプライマーの層間剥離、塩化ゴム塗膜の割れ、CUIなど)の発生メカニズムと対策事例を、施工環境や塗料の変遷を踏まえて実例とともに詳しく講演する。

昼食休憩(60分間)
13:00

14:00
(Q&A含む)
表面欠陥検査装置による塗装欠陥検出の高精度化・自動化に関する取り組みについて
No.3 バイスリープロジェクツ株式会社
SDI技術部
サブマネージャ 鈴木 淳
概要:
艶のある塗装表面のブツやヘコミ、キズの外観検査について、どのように欠陥の特徴をカメラで撮影し自動検査を行うのか、当社の「表面欠陥検査ユニット」製品開発で行った高精度化・自動化に関する取り組みについて、原理や手法など技術的な側面も含め報告する。また導入事例や最近の技術開発状況についても簡単に紹介する。

休憩(5分間)
14:05

15:05
(Q&A含む)
塗膜欠陥不良の現象と対策
No.4 ブライトン塗料塗装研究所
特別顧問 赤堀 雅彦
概要:
塗膜の外観不良の発生時には、ライン補修対応だけで済まされることが多い。生産計画に基づき、製造現場では稼働率が最優先だからである。しかし、塗膜欠陥が生じた際に、現場ラインで補修が行なわれるとともに、発生原因を特定することは、今後の再発防止にも繋がる。今回、主な塗膜欠陥の現象と対策について、概説する。

休憩(5分間)
15:10

16:30
(Q&A含む)
外観品質最大の敵を「見える化」で撃退!
コストを掛けずに現場改善 塗装工程の異物対策
No.5 平田技術士事務所
平田 政司
概要:
塗装工程で発生する異物不良は、コスト悪化の主要因となっている。対策しても効果が出ないのは、自分の想定以外に答えがあるということである。そこで不良発生原因を現場で可視化すると、メカニズムが把握できて対策が取りやすくなる。これらの環境や塗料中の異物の「見える化」手法を解説し、具体的な対策事例を紹介する。

16:30

16:35
閉会の挨拶と今後のご連絡

★ 各講演の間に5分間程度の休憩時間を設けました。
(但し質疑応答等で若干時間が変わる場合があります。)
なお質疑応答につきましてはZoomコマンドで「手を上げる」で意思表示をしていただき、運営側が発言許可、講師が音声で回答という進行にさせていただきます。時間内に回答できないものはメール等での対応とさせていただきます。
講師、プログラムの内容が変更になる場合もございます。

参加要領
 オンライン申し込みフォームでお申し込みください
 参加申込は こちらからできます。(Googleformsに移動します)


 こちらのQRコードからもお申し込みできます。
 


参加費:
 日本塗装技術協会及び協賛学協会 会員22,000円
 非会員29,700円
 学生参加者3,300円
(振込手数料は振込人にてご負担いただきますようお願いいたします。)
 ★お申込み後のキャンセル・返金は 一切お受けできません。
  代理の方の参加をお願いいたします。
  欠席の方には資料を送付し、出席と替えさせていただきます。

振 込:
 開催日までに下記口座にお振込みください
(期日に間に合わない場合はご連絡をお願いいたします)

振込先:
 銀行振込 三井住友銀行 飯田橋支店 普通口座 7257841  名義 一般社団法人日本塗装技術協会

お問い合わせ先:
 一般社団法人日本塗装技術協会 事務局 〒162−0805 東京都新宿区矢来町3番地
       E-mail: tosou-matoba@jcot.or.jp TEL: 03-6228-1711
 お申込み受け付け次第、ご案内と請求書を送付いたします。


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